ドラッグストアに入ると、口臭対策を謳った歯磨き粉が数多く販売されています。
これらは、一時的に口臭を抑える成分が配合された歯磨き粉。各製品によって配合成分が違いますけど、口臭対策のための歯磨き粉は清涼剤によって口臭を一時的に抑えるというコンセプトです。
ドラッグストアで何を選んだらいいのか、迷わない方が不思議です。
そんな歯磨き粉の中で、ブラッシングの時に歯と口内、そして安全な歯磨き粉を使いたいと思いませんか?
歯磨き粉に配合されている清涼剤の爽やかな匂いで云々以前に、安全かどうか考えたことがありますか?
Contents
おすすめの歯磨き粉(1)

せっけんハミガキ
当ブログおすすめの歯磨き粉はシャボン玉「せっけんハミガキ」。
管理人自身も愛用している製品です。
この歯磨き粉はドラッグストアの中で比較的、目立たない地味な場所に陳列されていることが多いかもしれません。また、陳列数があまり多くないような印象を受けます。
この歯磨き粉の特徴はこちら。
- 合成界面活性剤ゼロ
- 着色料ゼロ
- 防腐剤ゼロ
「せっけんハミガキ」の発泡剤はラウリル硫酸ナトリウムなどの合成界面活性剤ではなく、無添加石けんが使われています。
そして、せっけんハミガキの小売価格は400円前後。
安売りされている歯磨き粉は100円前後ですから、「せっけんハミガキ」は高いと思いますか?
逆に考えますと、歯磨き粉が100円前後でしたら、製造原価は非常に安いのです。信じられないほど安いのです。製造コストをかけて歯磨き粉を作ったら、100円前後で販売なんてできません。
それ程、製造原価が安いということは、石油由来の安価な材料を使用しているからです。
これ以上は諸般の事情により公開できないのが残念ですけど、管理人は値段が高くても安全で安心な製品を使うようにしています。
【せっけんハミガキの特徴】
1. 歯磨き後、味覚に変化が無い
一般的な歯磨き粉で歯磨きした後、口に食べ物を入れると味がおかしく感じます。
歯磨き後、例えばミカンを食べると、明らかに味がおかしく感じませんか?
なぜでしょう?
不思議だと思いませんか?
これは、歯磨き粉に含まれている成分が原因で、舌の味蕾(みらい)細胞が破壊されてしまうからです。
時間の経過により舌の味蕾細胞が再生していきますけど、頻繁なブラッシングは舌にとって酷です。また、頻繁なブラッシングは味覚障害が心配になってしまいます。
味蕾(みらい)
味蕾(Taste buds)は舌にある味覚を感じる小さな器官。 人間の舌には約1万の味蕾がある。
2. 安心成分
せっけんハミガキは安心な成分で作られています。何が安心なのかという問題になりますけど、せっけん成分で歯を磨いても体に悪いとは考えにくいのではないでしょうか。
口内の粘膜は人工化学物質を吸収しやすい性質があります。そこで、その性質を利用した医薬品があります。
例えば、狭心症の患者さんは、体調が悪化した時にニトログリセリンという薬を使います。
服用方法は舌下(舌の下)にニトログリセリンを1錠入れて溶かします。薬の成分が舌下から速やかに体内に吸収されて、発作をやわらげる効果があります。
このことからも、医薬品は別として、口内に他の人工的な化学物質を入れることは、身体にとって安全?と疑問を抱く人も多いと思います。
本来、歯磨き粉は不要な日用品かもしれません。
食後、歯ブラシで軽くブラッシングするだけでも、口内の汚れは取れます。あるいは、歯ブラシに塩をつけて歯を磨くだけで、案外口内がすっきりします。
しかし、毎日の飲食で歯の表面に汚れが付着してきますし、コーヒーや紅茶、赤ワイン愛好家の方は歯の汚れが気になると思います。
そこで、研磨剤が配合されている歯磨き粉を使うことで、歯の汚れを予防できます。
そのような観点から歯磨き粉を選ぶと、「せっけんハミガキ」は安心な歯磨き粉に入ると思います。
3. 程よい泡立ち
ラウリル硫酸Naが配合された歯磨き粉は泡立ちがいいのが特徴。しかし、泡が過剰と感じる人もいるかもしれません。
その点、初めて「せっけんハミガキ」を使うと、泡の少なさに戸惑うかもしれません。w
せっけんハミガキの発泡剤は石けん素地ですから、程よい泡立ちで丁寧な歯みがきに適しています。
4. 天然ペパーミントを使用
天然ペパーミントはマイルドな味ですから、子供さんも安心して使うことができます。
5. シャボン玉石けんの逸話
シャボン玉石けんという会社は「人にやさしいものは、自然にもやさしい。」という思想があるようです。
シャボン玉石けんの先代の社長は、原因不明の赤い湿疹に悩まされていたそうです。そして、国鉄(今のJR)から依頼を受けて無添加石けんを製造し、先代の社長が試作品を使ったところ、悩んでいた湿疹がキレイに治ったそうです。
つまり、先代の社長は自社が製造販売してきた製品が原因で湿疹で悩んでいたのです。なんという矛盾でしょう。
それ以降、すべての製品を無添加石けんの製造に切り替えたエピソードがあります。
せっけんハミガキ【成分】
研磨剤:炭酸Ca、シリカ
基剤:水
湿潤剤:ソルビトール
粘結剤:セルロースガム、ペンナイト
発泡剤:石けん素地
香味剤:ペパーミント
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赤ちゃんのお母さんへ
シャボン玉石けんという会社は歯磨き粉以外にも、赤ちゃんの肌に優しい石けんを作っている会社。
デリケートな赤ちゃんの肌に優しい石けんや手洗い用石けん、赤ちゃんの肌着でも安心して使える酸素系漂白剤がラインアップ。詳細はこちら。
おすすめの歯磨き粉(2)
この歯周病専用薬用ハミガキジェル「プロポデンタル・ゲル」には研磨剤、発泡剤、防腐剤が無配合。
高濃度プロポリスエキス、IPMP(イソプロピルメチルフェノール)、ビタミンE(酢酸トコフェロール)、キシリトール、甘草エキスを配合したジェルタイプの薬用歯磨きです。
このハミガキジェルには、ラウリル硫酸ナトリウム等の合成界面活性剤は未使用です。
プロポデンタル・ゲル(成分)
湿潤剤:ソルビット液
湿潤剤:濃グリセリン
基 剤:無水ケイ酸
矯味剤:プロポリスエキス
矯味剤:カンゾウエキス
薬用成分:イソプロピルメチルフェノール
薬用成分:酢酸トコフェロール
粘結剤:ポリアクリル酸ナトリウム
粘結剤:カルボキシメチルセルロースナトリウム
溶 剤:エタノール
着色剤:銅クロロフィリンナトリウム
清涼剤:ハッカ油
甘味剤:キシリトール
可溶剤:ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
溶 剤:精製水
デンタルフロス(歯間ブラシ)
虫歯や歯周病、口臭予防に是非、使いたいオーラルケアグッズはデンタルフロス。毎日1回、就寝前の歯磨きの時、デンタルフロスで歯間のお手入れをしたいもの。
デンタルフロスのメリットは、歯ブラシでは届かない歯間の汚れを落とすことができます。また、デンタルフロスを習慣づけると、明らかに歯石が付きにくくなります。歯科医院での定期検診で歯石除去の治療もカンタンに終わります。
できれば20代から、せめて30代からデンタルフロスを毎日の習慣にしたいものです。
あと、デンタルフロスは手軽な消耗品ですから、まとめ買いをしておいてもいいでしょう。
ロールタイプ
ロールタイプ(写真の左側)のデンタルフロスはフロス(糸)がボビンの糸のように巻かれているタイプです。
必要な長さにカットして、歯間に通して汚れを落としていきます。慣れるまで少々コツが必要ですから、ホルダータイプに慣れている人向きかもしれません。
ホルダータイプ
ホルダータイプは、プラスチック製のホルダーにデンタルフロスが取り付けられているものです。ホルダータイプには、F字型(写真中央)とY字型(写真右側)があります。
どちらを使用するかは好みの問題ですけど、前歯のクリーニングはF字型、奥歯はY字型が使いやすいと思います。
舌ブラシ
舌に付着する白い苔(こけ)にようなものは舌苔(ぜったい)。
これは、口内の細菌や剥がれた上皮細胞、デンタルプラーク(歯垢)などが舌に付着したもので、これも口臭の原因になります。
ドラッグストア等で「舌ブラシ」を入手できますから、定期的に舌のケアもしたいですね。
なお、通常は誰でも舌に多少の舌苔が付着していて、完全に取り除くことはできません。舌苔は、口腔内の細菌バランスを保つために役立っているとも考えられています。また、舌には味を感じる味蕾(みらい)細胞が広がっています。
無理矢理、舌ブラシで舌苔を除去するのではなく、週に1度くらいの適度なケアに留めた方がよさそうです。
オーラルケアのまとめ
口臭対策として、毎日3回の歯磨き、そして就寝前にデンタルフロスで歯間の汚れを取り、週に1回は舌ブラシで舌をケアしたいもの。
そして、定期的に歯科医院で歯の検診を受けて、虫歯や歯周病、その他の歯のトラブルが見つかったら通院してきちんと治療することで口臭対策に繋がります。
なお、歯周病の治療は簡単ではないと言われますが、日々の歯磨きで歯茎をマッサージするように丁寧にブラッシングします。詳しくは、歯科医院で指導してくれます。
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