口臭対策の基本はブラッシングです。
口臭タブレットやチューインガム、マウスウォッシュ等は、一時的に香料で口臭を抑えたり、口内を強力に殺菌する製品。
歯や口内の汚れは、確実に口臭の原因となりますから、順番としてはブラッシングが基本ですね。
Contents
ブラッシングは口臭対策、歯周病予防の基本
歯の汚れを取る
口臭や歯周病を予防するために、基本は毎日の正しい歯磨きです。ブラッシングの目的は、食後の食べかすや歯垢を取り除いて、歯と口内を清潔に保つことです。
正しいブラッシングの動画
歯ブラシは「ペンを持つように」と聞いたことがあるかもしれません。
歯ブラシの柄を握りしめて、ゴシゴシと歯を磨く必要は無いということですね。歯ブラシを強く当てていたら、歯の表面と歯茎を傷めてしまいます。
歯ブラシの選び方
歯ブラシの毛は大きく、2種類に分かれます。
【化学合成】
素材:ナイロン、PBT、PP
多くの歯ブラシはナイロン製の毛が使われています。
このタイプ特徴として、多くの歯ブラシからヘッドの形状と大きさ、毛の硬さ、毛先の形状を選ぶことができます。また、このタイプは歯磨き後の乾燥が早く、衛生的なところです。
歯ブラシのヘッドの形状や大きさは様々ですから、使いやすい好みの製品を選びます。どちらかと言えば、コンパクトな歯ブラシの方が使いやすいでしょう。
【天然毛】
素材:豚毛、馬毛、たぬき毛
豚毛歯ブラシは最初、毛の硬さを感じますけど、毎日使っていくうちに柔らかさが出てきます。
馬毛やたぬき毛は柔らかく、歯茎に優しい特徴があります。なお、天然毛歯ブラシは歯磨き後の乾燥が遅いため、雑菌の繁殖が懸念されます。
歯磨き粉の選び方
ドラッグストアでは、多くの歯磨き粉が陳列されています。どれを選んだらいいのか迷ってしまいますよね。
口臭ケア.comでは、数多くの歯磨き粉の中から、こちらの歯磨き粉をおすすめしています。
マウスウォッシュは必要?
様々なメーカーから、マウスウォッシュが販売されています。
頭に思い浮かぶ製品は、モンダミン、クリニカアドバンテージ、システマ、リステリン、GUM(アルコール、ノンアルコール)あたりでしょうか。
歯科医師が執筆されている書籍によりますと、マウスウォッシュは、歯周病の原因となる細菌の殺菌効果は確認されているそうです。
しかし、マウスウォッシュの効果は強力です。
マウスウォッシュが歯周病の原因となる細菌だけでなく、口内の免疫機能を保つ口腔内細菌叢(こうくうないさいきんそう)のバランスを保つ「善玉菌」まで消滅させてしまう恐れがあるようです。
口内の善玉菌が減少すると、歯周病の原因である悪玉菌が増えてしまうこともあるため、人によってはマウスウォッシュの使用は逆効果となるようです。
舌下の吸収率はとても高い
ここで少々、脱線しますけど、心臓病を患っている患者さんがニトログリセリン錠を使用することがあります。
ニトログリセリン錠は舌下錠ですから、舌の下に薬を入れて溶かすことで、薬効成分が体内に吸収されます。
口内の粘膜の中で「舌下」は、皮膚より人工化学物質の吸収率が何倍も高いことが分かっています。
マウスウォッシュはTPOに応じて使いたい
これをマウスウォッシュに置き換えて考えてみましょう。
マウスウォッシュでうがいをした後、再び水でうがいをする人はあまりいないと思います。ということは、マウスウォッシュに含まる成分が舌下と口内から体内に侵入している可能性が考えられます。
プライベートでも仕事でも、大切な人と会う前のマウスウォッシュの使用は、相手に対するエチケットとして意味があるでしょう。しかし、過剰なマウスウォッシュの使用は、注意が必要かと思われます。
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