物事には、必ず原因があります。原因があるから、結果が生じます。
原因と結果を英訳すると、”Cause and Effect”。
この”Cause and Effect”という言葉は、かつての映画、マトリックス/Matrixのワンシーンで俳優が呟いたセリフです。
“Cause and Effect”は、管理人が好きな言葉の一つ。
口臭が発生するからには、必ず原因があります。原因が見つかれば、それに対して対策をしていけばいいのではないでしょうか。
Contents
口臭の原因
口臭が発生する原因は一つだけではありません。
鏡に映した自分の口内を観察して、口臭の原因を探ってみましょう。そして、自分だけでは口臭の原因が分からない場合、歯科医院で検診を受けることが大切です。
歯科医院で検診を受けて、特に口内に異常が見つからない場合、何らかの疾患が関係しているかもしれません。
口臭発生の複数の原因
【1】口内の汚れ(舌苔を含む)
【2】歯垢と歯石
【3】虫歯
【4】歯が欠けている
【5】入れ歯の汚れ
【6】歯肉炎、歯周病
【7】歯列矯正装置の汚れ
【8】耳鼻咽喉関係や体の疾患
口臭の治療
口臭の治療は自分で予防、対応できる事とできない事があります。口臭は人任せでは治りませんから、自分でできることは自分で対応していきます。
【1】毎日の正しいブラッシング(自分でできる)
歯のブラッシングは、どうしても自己流になりがち。
正しいブラッシング方法を学んで、実践してみることが大切です。毎日、意識的に実践することで、徐々に自分の手が自動的に正しくブラッシングしてくれるようになります。
次に、舌苔(ぜったい)が口臭の原因になっている場合があります。なお、過度な舌苔のクリーニングは口内の善玉菌を減らしてしまうこともあるようです。舌のお手入れは週に1回ほどにした方がよさそうです。
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【2】定期的な歯のクリーニング(歯科医院で治療)
丁寧なブラッシングを心掛けていても、しばらく歯医者さんで歯のクリーニング治療を受けていないと歯に歯石が付着してきます。歯石が付着したままで放置すると、歯茎のトラブルに発展することがあります。
もちろん、歯のクリーニング治療は保険証を使うことができます。口臭予防のためにも、歯医者さんで定期的な歯のクリーニングを受けたいですね。
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【3】虫歯の治療(歯科医院で治療)
虫歯をそのままにすると、口臭が強くなります。これは歯科医院で治療が必要です。
【4】欠けた歯の治療(歯科医院で治療)
欠けた歯に汚れが入り込んで、口臭が強くなります。これも、歯科医院で治療が必要です。
【5】入れ歯の手入れ(自分でできる)
入れ歯が汚れていると、口臭が強くなります。入れ歯の洗浄剤を使用して、常に清潔さを保ちたいもの。
【6】歯肉炎、歯周病の治療(歯科医院で治療)
歯肉炎を放置していると、やがて歯周病に進行していきます。これも、歯科医院で治療が必要です。
【7】歯列矯正装置の手入れ(自分でできる)
歯列矯正中、装置に食べ物のカスや汚れが付きやすくなります。歯の矯正中は歯磨きが大変で時間がかかりますけど、歯ブラシと歯間ブラシで丁寧に汚れを落とします。
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【8】耳鼻咽喉関係や体の疾患を治療(専門医で治療)
口臭が気になっていても、口内に特に異常が見られない場合、耳鼻咽喉関係や体の疾患が関係している可能性があります。医療機関で検査を受けるのも治療のための一歩です。
【9】口臭外来で治療(専門医で治療)
自分でどうしていいか分からず、口臭の悩みを抱えている場合、口臭外来で専門医のカウンセリングと治療を受けることができます。
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【Option】歯のホワイトニング(歯科医院で施術)
人気が高い歯のホワイトニングは大きく「オフィスホワイトニング」と「セルフホワイトニング」があります。
歯科医院でのホワイトニング施術はオフィスホワイトニングと呼ばれます。対して、自宅でできるホワイトニングはセルフホワイトニング。
これらの効果には明らかな違いがあります。
セルフホワイトニングは歯の汚れを落とすのが目的。素人が自宅でできるホワイトニングに強い薬剤は使われていません。
その点、歯科医院が施術するホワイトニングは専用の薬剤を使用します。歯科医師が施術するため、効果は明らかです。
なお、ホワイトニングは病気治療ではないため、残念ながら保険証を使うことはできません。実費負担となりますけど、コースによっては手軽な費用で試してみることができます。
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