口臭と深い関係がある唾液の4つの作用と効果-唾液は天然の抗がん剤!?

指を舐める女性

唾液は、私たちにとって大切な役割を果たしています。日常生活で自分の唾液を意識することは、ほとんど無いでしょう。この唾液は、複数の役割を持っていて、私たちの口内バランスや健康維持に無くてはならない大切なものです。

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唾液の分泌量

1日あたり、口内で分泌される唾液の量は1.5~2L(リットル)に達します。信じられないかもしれませんが、これだけの量の唾液が口内の唾液腺が分泌されています。これにより、口内は潤いを保つことができるのです。

唾液の作用、役割

第一の役割

唾液に含まれている酵素が歯で砕かれた食べ物の混ざり、胃腸系の消化を助けています。子供の頃から、よく噛んで食べるように教育を受けますが、これは、よく噛むことで食べ物の消化が良くなるからです。

第二の役割

口内が唾液で潤うことで、舌が味覚を感じやすくなります。反対に、口内が乾燥した状態で何か物を食べても美味しく感じません。よく噛むことで唾液が分泌されて、食べ物の味が分かるようになります。

第三の役割

唾液は口内の潤滑剤の役割があります。唾液が傷つきやすい口内の粘膜を守り、潤いを与えます。また、口内に固い食べ物を入れて、歯で砕いても唾液がクッションの役割を果たします。

あと、私たちは流暢に話ができるのは、口内に唾液があるからです。

第四の役割

唾液は、抗菌と殺菌作用があります。唾液に含まれる酵素は、細菌を殺してくれます

少々話が逸れますが、犬が運動中に鋭利な石や小枝などで足を怪我した場合、犬は傷口を舐め続けます。犬を観察していると、5分以上、場合によっては時間を置いて再び傷口を舐め続けます。これは、犬が持っている治療のための本能と言えます。

次に、唾液に含まれているカルシウム成分等が歯の再石灰化作用(歯を健康な状態に治す作用)があります。これにより、初期の虫歯を治してしまう凄い作用があります。

口内の唾液は細菌を取り込んでいます。唾液は取り込んだ細菌を殺し、それでもまだ生き残っている細菌は唾液と共に胃に送られて、胃酸で殺されます。

唾液は天然の抗がん剤

唾液に含まれている酵素は、がん細胞の発生を抑制することが分かっています。

食べ物をよく噛むことで、口内で唾液がどんどん分泌されます。それだけ、口内で天然の抗がん剤を多く作ることができます。これにより、細胞のがん化を防ぐ効果が期待できます。

つまり、柔らかい食べ物より、少々固い食べ物を食べる方が自然と咀嚼(そしゃく)の回数が増えます。噛めば噛むほど、唾液の分泌量が増えて、消化も良くなりますから健康にいいということです。

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